バラの大きなため息

先日雨の降る前のバラ園での出来事でした、大勢の方がカメラでバラを写しに来てたり、あるいは携帯で写したりバラの香りを楽しむために鼻を近づけたりして楽しんでいました、そんな中、夢中でマクロレンズでバラに近づいて写してる男がいました、たくさん咲いてるバラの中の奥のほうにまだ開ききってない半つぼみのバラを狙ってファインダーを覗きながら身を柵から乗り出して写そうとしたとき近くに咲いてたバラが耳に触れました、その時かすかな小さな声だけれども話し声が聞こえた気がしました「ねえさっきの人私のこと綺麗だって、嬉しくなっちゃうホホホホ」すると別のバラが「私のこといい香りがするって嬉しくなっちゃうほっほほほ!」確かに間違いなく聞こえてきます、香りを楽しむために鼻を近づける人はいても耳を近づける人はいないに違いない、よくよく注意をして聞いてるとあちらから「ほほほ」こちらから「ほほほほ」楽しそうな小さな声が聞けてきます、写すのも忘れてバラ達の会話を楽しんでると、「ないが楽しいんだい、人間どもはインフルエンザで苦しんでるというのに、おまけに景気も悪くてしょんぼりしてるというのに」と少々だみ声の声が聞こえてきました、声のほうを見ると赤いバラさんです、そして「あ~あいやだいやだhoooo!」と大きなため息をひとつ!それを見て思わず「人間どもはたしかに今は苦しいけどあなた方の美しいバラを見て癒されてるんですよ」心の中で叫んでしまった、すると今まであんなに賑やかに話し声が聞こえていたのに一瞬にして何も無かったように静まり返ってしまった、はっと我に帰った男は今のは幻か錯覚かと思いこちらも軽くため息を一つしてからカメラのモニターをみるのでした、そして今の出来事が幻で無かったことを確信したのだった!
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皆さんも柔らかい春の日差しのとき、そっとバラの傍に耳を近づけてみてください「ほほほ」と必ず笑い声がが聞こえるはずです!
by ukuk5656 | 2009-05-29 23:06 | 神代植物園
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